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mp3 のファイルを aac ファイルに変換する方法のメモです。GUI アプリケーションでやる方法は色々探せば出てきますが、QuickTime が必要な場合がほとんどです。個人的には QuickTime はお行儀がいまいち宜しくないので避けたいところです。

そこでオープンソースの無料で使えるソフトウェアを使い、コマンドラインによる方法を紹介します。コマンドラインなので様々に応用が利きます。またこの方法は Windows、Linux 問わず可能です。mp3 から wav への変換を mpg123 で、wav から aac への変換を faac で行ないます。

Windows での方法

まず mpg123のサイトから Windows バイナリファイルをダウンロードします。この記事を書いている時点の最新版は1.10 です。static-x86 版をダウンロードします。

次に RareWares のサイトから FAAC Binary for Win32 をダウンロードします。

ダウンロードしたら解凍して出てきた mpg123.exe と faac.exe をパスの通ったフォルダに入れます。次のようにコマンドラインで変換します。

C:\>mpg123 -w temp.wav example.mp3
C:\>faac temp.wav -o example.aac
C:\>del /q temp.wav

Linux の場合

CentOS の場合、yum で RPMforge のリポジトリを利用すれば、mpg123、faac ともに RPM でインストールできます。

  # yum install faac mpg123

使い方は次のようになります。

  $ mpg123 -w temp.wav hoge.mp3 
  $ faac temp.wav -o hoge.aac
  $ rm temp.wav

Windows、Linux とも標準入力を使う方法がうまくいかないため、temp.wav という作業ファイルを介しています。

Linux だと xmms を使う方法もあるようなのですが、mpg123 の方が簡単です。また ffmpeg はライセンスの関係で libfaac を使わないでビルドされる様になったため、mpg123 の方法を紹介しました。