vgrename で LVM の Volume Group 名を変更する
LVM を使っていると、ディスク容量の追加・拡張ができて便利です。
VG (Volume Group) 名は重複が許されないので、ディスク増設などの場合は vgrename コマンドでリネームする必要があります。
その方法はいろいろなサイトに書かれていますが、今回、起動ボリュームに変な名前が付いてしまったのでリネームしてみたので、その過程をメモしておきます。以下の内容を試す場合は自己責任でお願いします。
試した OS は CentOS6.4 (64bit) です。これ以外の OS では同じようにしてもうまく行かない可能性があります。
シングルユーザモードで起動
必須かどうかわかりませんが、念のためにシングルユーザーモードで起動します。方法は省略。
リードオンリーでマウントされるので、 / を読み書きできるように再マウントします。
# mount -o remount /
/boot の部分はマウントされませんが、あとで書き換える必要があるので、読み書きできるようにマウントします。
# mount /boot
rgrename コマンドでボリュームグループをリネーム
vgdisplay コマンドで現在のボリュームグループを確認します。
# vgdisplay --- Volume group --- VG Name vg_hoge ……
今回はこの vg_hoge
を vg_foo
に変更します。
# vgrename vg_hoge vg_foo
まだ vgchange コマンドで反映させていませんが、そのまま作業を進めます。
設定ファイルの変更
今回は起動ボリュームの名前を変更しているので、設定ファイル等もあわせて変更しないと、起動できなくなってしまいます。
CentOS 6.4 でしたら、対象となるのは以下の4つのファイルだと思われます。OS や構成により異なるかもしれませんが。
- /etc/mtab
- /etc/fstab
- /etc/blkid/blkid.ta
- /boot/grub/grub.conf
これらのファイルの中で vg_hoge になっている箇所を vg_foo に変更しました。
最後に vgchange コマンドを実行。なにかメッセージが出ましたが気にせず再起動します。
# sync # vgchange -ay vg_foo # shutdwon -r now
再起動後に vgdisplay コマンドで変更されていることが確認できました。
# vgdisplay --- Volume group --- VG Name vg_foo ……
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