Winamp 5 で CD をリッピングして Ogg Vorbis / FLAC ファイルに保存するプラグイン
Winamp 5 で、Ogg Vorbis 形式に保存するプラグインがありました。Ogg Vorbis は MP3 と比較して高音質でパテントフリーで利用できるフォーマットです。国内ではなかなか広まっていませんが、MP3 の代替フォーマットの一つとして特にオープンソース・フリーソフトウェア関係者からは支持が高いフォーマットです。
CD をリッピングして Ogg Vorbis 形式のファイル (.ogg) に変換するソフトはいろいろありますが、Winamp のプラグインを利用する方法があります。このプラグインは Michael Facquetさんが配布しているもので、リッピング機能自体は Winamp 本体が持っているものを利用します。(Free 版の Wimamp でも動作します。)
Winamp 5.x のインストールされた環境に Ogg-Vorbis Encoder を入れます。
CD を入れて再生が始まったら停止して、プレイリストから変換したい曲を選んで右クリックメニューから “Send To” – “Format Converter” を選択します。
「変換したいフォーマット」に Ogg Vorbis が追加されているのでこけを選択します。(画面は日本語化パッチを当てているために一部を除き日本語化されています。)
Ogg Vorbis Encoder Options にて Quality Settings を選びます。初期値は 5.0 になっていますが、Ogg Vorbis 形式では 3.0 (112kbps) のビットレートでも、通常の人では CD 音源と区別がつかない程度と言われています。環境の差にもよりますが、パソコンで再生させるのであればこのくらいでも充分でしょう。
なぜか PayPal のロゴに隠れてしまっている OK ボタンを押すと、変換が始まります。
「中止」ボタンが「Done.」に変わったら変換終了です。
また、上記の配布サイトからは可逆圧縮形式の FLAC に対応した FLAC Encoder も入手できます。
FLAC は可逆圧縮なので、まったくロスのない CD と同じ音質になります。ただしその分ファイルサイズも大きめで、WAV ファイルに対して 50% 前後のサイズになるので、容量を削減したいという目的には向いていません。
試しに FLAC と Ogg Vorbis (Q3) に変換したときのファイルを比べると、実に8倍近いサイズになっています。
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