yum-updatesd で yum の更新をメールで通知する
CentOS 5 には yum-updatesd というデーモンがあります。これを使うと、更新の有無をチェックして Syslog に吐いたり、メールで通知をしてくれます。更新パッケージも自動的にダウンロードしてくれます。また、あまりお薦めはしませんが、自動的にパッケージのアップデートをすることもできます。
yum-updatesd のインストール
たいていインストールされていると思いますが、rpm -q yum-updatesd としてパッケージが表示されなれればインストールします。
yum install yum-updatesd
yum-updatesd の設定
設定ファイルは /etc/yum/yum-updatesd.conf にあります。初期設定ではメールで通知されるようになっていないので、変更します。
# 更新のチェック間隔(秒)初期設定では 3600秒=1時間おきの設定 run_interval = 86400 # emit_via を dbus から email に変更する #emit_via = dbus emit_via = email # メールの宛先 emit_to = root@example.org # メールの送信者として使われるアドレス emit_from = root@hostname.example.org # SMTP サーバ smtp_server=localhost:25 # 自動アップデートするかどうか do_update = no # 自動ダウンロードするかどうか do_download = yes # 依存関係のあるパッケージを自動ダウンロードするかどうか do_download_deps = yes
デフォルトの更新チェック感覚は1時間ごとですが、さすがにこれは多いので1日おき(86400秒)に変更します。
yum-updatesd の起動
# service yum-updatesd restart
自動実行の設定もしておきます。
# chkconfig yum-updatesd on # chkconfig --list yum-updatesd yum-updatesd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
実際の通知
実際にアップデートがあると、以下のようなメールが届きます。
Hi, This is the automatic update system on mail.localdomain. There are 5 package updates available. Please run the system updater. Packages available for update: kpartx dmidecode nspr wget selinux-policy-targeted Thank You, Your Computer
yum-updated の欠点は、たまにチェックをするためだけにデーモンが常駐するところです。リソースに余裕がない環境では extras に含まれる yum-cron を使った方が良いかもしれません。 yum-cron でもデーモンの常駐は必要でした。
CentOS 6 では yum-updatesd は無くなりましたので、CentOS6 で yum-cron で yum の更新をメール通知する方法をお試しください。
きのう、表示する?
コメント by BlogPetのusausa — 2009-12-11 14:39