phpPgAdmin 4.0.1 から 4.1.1 への移行
phpPgAdmin を 4.0.1 から 4.1.1 にバージョンアップしました。その際の注意点です。
4.0.1 のときは phpPgAdmin のサイトから入手できるサードパーティ製 RPM を利用していましたが、4.1.1 では Fedora Extras の RPM を利用しました。そのためか、インストール先のディレクトリや設定ファイルの場所がかなり違うのでとまどいました。サーバは Cent OS 4 で試しました。
設定ファイルの場所の変更
4.0.1 までは /var/www/html/phpPgAdmin/conf/ ディレクトリに設定ファイルが配置されます。4.1.1 の RPM では /etc/phpPgAdmin/ に設置されるようになっており、Red Hat 系のお約束(設定ファイルを /etc/ に配置する)を守っています。/usr/share/phpPgAdmin/conf/ ディレクトリからはシンボリックリンクで設定ファイルにリンクされています。(ディレクトリのシンボリックリンクでないところがミソ)
これはセキュリティ上のメリットもあって、設定ファイルのバックアップを .old とか .php.bak とか、.~php のような拡張子で保存してしまうと、/var/www/html/phpPgAdmin/ 配下では閲覧できる状態になります。
しかし /etc/ に分離されていれば不用意にバックアップファイルを置いてもアクセス可能な状態にはなりません。バックアップファイルにはシンボリックリンクが張られていないためです。
phpPgAdmin のコンテンツの場所
4.0.1 以前は /var/www/html/phpPgAdmin/ に配置されていましたが、4.1.1 では /usr/share/phpPgAdmin/ に変更されています。古いディレクトリが残っていると動作がおかしくなることがあるので削除するか移動しておきましょう。
Apache 用の設定ファイルの追加
また関連して、Apache 用の設定ファイル /etc/httpd/conf.d/phpPgAdmin.conf が追加されています。ですので httpd.conf を編集する必要はありません。初期状態では 127.0.0.1 からのアクセスしか許可していませんので、設定を追加する必要があります。
Alias /phpPgAdmin /usr/share/phpPgAdmin <Location /phpPgAdmin> Order deny,allow Deny from all Allow from 127.0.0.1 Allow from 192.168.1.0/24 #追加 Allow from ::1 </Location>
設定ファイルを保存して Apache の再起動(設定の再読込)をすれば、 http://ServerName/phpPgAdmin の URL でアクセス可能になります。
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