続・Oracle Instant Client を使って PHP をコンパイル
以前、Oracle Instant Client を使って PHP をコンパイルという記事を書きました。これは、Red Hat Enterprise Linux (正確にはクローンの White Box でしたが)にて、PHP の Oracle 関数を利用できるように再構築する方法を書いたものです。
当時のバージョンでは、Oracle Instant Client を使う場合、SPEC ファイルを書き換え、パッチを当てる必要がありましたが、この度リリースされた php-4.3.2-23.ent.src.rpm からは、パッチが取り込まれたのでその必要はなくなりました。素晴らしい!!
RHEL3 で試した限りでは、次のようにすれば OK でした。Oracle Instant Client パッケージのインストールが済んでいることが前提です。
パッケージのダウンロード
# up2date --get-source php
RHEL で、RHN に加入しているのであれば、これだけでソースパッケージが /var/spool/up2date にダウンロードされます。クローンのディストリビューションの場合は、それぞれの FTP サーバなどから入手しましょう。
パッケージの再構築
基本的には --define 'oracle 1' をつけて再構築するだけです。たとえば、
# rpmbuild --rebuild --target i686 --define 'oracle 1' php-4.3.2-23.ent.src.rpm
のようになります。できあがった RPM ファイルは /usr/src/redhat/RPMS/i686 の下にできます。これをインストールすれば、Oracle 関数も使えます。ほとんどの環境では、mbstring オプションも有効になっています。
パッケージの構築に当たっては、普段つかわないパッケージ群のインストールが必要になります。たとえば mysql とか unixODBC-devel などです。さらに要求されませんが、flex パッケージと sendmail が無い環境でパッケージを作ってしまうと、一部の関数が使えなくなってしまいますので注意しましょう。
Re: 続・Oracle Instant Client を使って PHP をコンパイル
続・Oracle Instant Client を使って PHP をコンパイルより
I cant Client Client Ent をコンパイルという記事を書きました。
/dev/sda6 136M 994M 405M 21:00に延期されました…
トラックバック by [牛] うしぶろぐ — 2005-05-12 05:08