TimeWarner が Microsoft に AOL を売却交渉
NIKKEI NET の報道より。Time Warner が、AOL 部門を Microsoft に売却することで交渉を始めたとそうです。
米ニューヨーク・ポスト紙は15日、メディア大手の米タイム・ワーナーが同社インターネット部門のアメリカ・オンライン(AOL)をマイクロソフトに売却することで交渉を始めたと報じた。マイクロソフトは自社のネットサービス部門「MSN」とAOLを統合する計画という。ロイター通信は両社がネット事業の提携交渉を続けていると報じた。
日経は売却と書いていますが、NY ポストの原文を読むと、AOL と MSN を統合した合弁事業を模索しているようです。ちなみにロイターの記事では、数ヶ月間交渉を持っているものの、売却とまでは書かれていません。
関係者によると、メディア大手タイム・ワーナーとソフトウエア大手のマイクロソフトは、インターネット検索および広告ネットワーク事業に関する協議を過去数カ月間行っている。
この関係者は、「マイクロソフトと(タイム・ワーナー傘下の)アメリカ・オンライン(AOL)両資産の一段の活用方法をめぐり両社の間で話し合いがあった。協議は通常の事業に関する内容」と語った。両社が合弁事業を行うという報道があったが、これについて同関係者は「大げさ」とした。
Yahoo、Google に比べて苦しい感のある MSN を、AOL の吸収により何とかしたいのでしょう。AOL は ISP サービス 、ポータルサイト、ブラウザなどを持っていますが、傘下に ICQ、NullSoft (Winamp の企業)、そして Netscape Communications などがあります。これらの企業まですべて MS に売却されるかどうかは分かりません。
ネットの発展にとって最悪のシナリオとなりそうなのは、AOL の強みである IM が、MS に渡ってしまうことで、MS の独占が更に進んでしまうということ。さらに Netscape ブランドが Microsoft に渡ってしまうのは痛恨の極みですね。Wimamp は WMP に統合されてなくなってしまったら痛いです。ぜひ、いまのうちにオープンソース化してほしいです。
コメントはまだありません
No comments yet.
Sorry, the comment form is closed at this time.