Winny開発者、逮捕へ

2004-5-10 08:57
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ITmediaニュースの速報より、Winny 開発者が逮捕される見通しだとか。

京都府警は5月10日、P2Pファイル共有ソフト「Winny」を開発し、ユーザーが著作物を違法複製できるようにしたとして、著作権法違反ほう助容疑で東京大学助手の男を逮捕する方針を固めた。同日に任意同行を求め、容疑が固まり次第逮捕する。

47氏と呼ばれていた人物は、東京大学の助手だったのですか。それはそうと、京都府警で Winny を利用して個人情報を漏洩した警官はどうなったんでしょうか。うやむやか?

それはさておき、たしかアメリカでは、ビデオ録画機と同様、ファイル共有ソフト自体は違法ではないという判決が出ていたような気がします。これが幇助罪だったら、VTR や CD-R や FTP やらの開発者もみんな捕まる可能性が高いですが。まあ、Winny の場合はもともと匿名性を高めるというコンセプトの元で開発していたので悪意があったと認定されたのでしょうかね。Winny の使用法を解説していたネットランナーの編集者とかも幇助罪で逮捕されるんですかね。

5月12日追記

今回の逮捕に関しては、逮捕が妥当かどうか疑問視する論調が高いですが、ZAKZAK の記事は、ここぞとばかりに容疑者をたたいています。

体制を崩壊させる」。問題視されているファイル交換ソフト「Winny」(ウィニー)で、“お縄”になった東大大学院助手、金子勇容疑者(33)。最高学府で勤務する傍(かたわ)ら、トンデモ勘違いで夜な夜な200万人ユーザーを虜(とりこ)にする前代未聞のアングラ(地下)ソフトの発明に没頭していた。ドン・キホーテを気取り、著作権に真っ向勝負して敗北した天才技術者。その素顔は、とってもオタクな独身男だった-。

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