運送会社が医療データ4,672人分を紛失
2004-2-24 14:34
asahi.com の記事より、西濃運輸がレセプト4,672件を紛失したのだそうです。レセプトとは病院が健康保険組合などの保険者に提出して、お金をもらうための診療報酬明細書で、患者名、診療内容、病歴などが記載されるものです。情報流出前に無事に見つかるといいですね。
ちなみに。通常の住所・電話番号などに比べて、医療データの個人情報が流出した場合には、賠償額は1人あたり10万円以上とも言われます。以下、日経ITProの記事「相次ぐ個人情報漏洩、内部犯行は防げないのか」より。
個人情報の幅は広い。「個人を特定できる情報はすべて。名前がなくても特定できれば同じ」(牧野弁護士)だ。宇治市役所の場合は、氏名、住所、生年月日、性別の4項目で1万円だったが「証券会社が持つ個人情報や医療データなど1件当たり数十万円の賠償にもなり得る」(同弁護士)。ただ、賠償金よりも、顧客の信頼を失う方が損害が大きいだろう。
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