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読売新聞によると、Yahoo! BBの顧客情報 470万人分が流出したそうで、DVD に納めた個人情報データで数十億円を要求した男性が恐喝未遂で逮捕されました。ソフトバンクはこの男に接触後、会員の個人情報 242人分が流出したと八拍子他のだそうです。記事では、

ただ、ヤフーＢＢの加入者総数は今年１月末現在、３８１万７０００人であることから、捜査１課では、ＤＶＤの記録には、中途解約した顧客の情報なども含まれている可能性もあるとみて分析を進めている。

湯浅容疑者は入手経路について、「知人から手に入れた」などと供述、捜査１課では、ＤＶＤの入手の経緯についても追及している。

となっており、解約した顧客の情報も流出している可能性があるそうです。また他にもデータが流出している状況が考えられます。

ローソンやファミリーマート、アプラスの個人情報流出時には、1,000円の商品券が配られましたが、今回のケースに当てはめると単純計算で 47億円もの額になります。信頼の失墜、風評被害も入れると損害額は計りしれませんね。

2月27日追記

日経ITProの記事によると、漏洩したのは 451 万 7039 人分だそうです。内訳は、現在の加入者が 240 万 3617、加入手続き中が 9834、無料体験キャンペーン申込者が 147 万 3774、解約者が 62 万 9814 人とのことです。「お詫び」は次のようになるそうです。

Yahoo! BBの全ユーザーと無料体験キャンペーン申込者、解約者に500円相当の金券を送付する。費用は全部で約40億円かかる。

また、5月31日までの間、Yahoo! BBのメール・アドレスを無料で何回でも変えられるようにする。現状、初回は無料、2回目からは200円なのを、全部無料にする。変更前のメール・アドレス宛てのメールを30日間受け取るかどうか選択できる

500円～1,000円の金券というのが相場になりつつありますね。

3月17日追記

INTERNET Watch の「連載：インターネット事件簿」に「主犯の「完黙」で難航？　Yahoo! BB漏洩事件第1ルートの捜査」という記事が出ています。流出ルートの改名にはかなり時間がかかるようです。また、「裏名簿業者が証言！　Yahoo! BB事件にみる「流出名簿」の恐るべき実態」という記事では、名簿売買の実体がレポートされています。どちらも必読です。