CentOS に “sl” コマンドを仕込む
2009-11-24 07:00
UNIX には、ls コマンドならぬ sl コマンドがあります。ファイルの一覧を出そうとして ls とすべきところを sl とタイプミスしてしまうことがあります。
通常は何も起きないはずなのに、蒸気機関車(SL)のアスキーアートのアニメーションを登場させるという、イタズラのような sl コマンドを仕込むというものでした。急いでいるときにタイプミスをしてしまうと蒸気機関車が右から左へ走り抜けていくのを呆然と見送ることになるわけです。
このコマンド、実は1987年に日本で考案されたそうで、20年以上もの歴史があります。sl コマンドの man には、キータイプを矯正しますと書かれており、キータイプの矯正が目的というスタンス(のジョークソフト)です。
この sl コマンドは、Linux にも移植されていて、Fedora や CentOS でも使えます。yum で EPEL を使う設定がされていれば、インストールできます。
$ sudo yum install sl
sl コマンドをコンソールで使うと、SLのアスキーアートが豪快に駆け抜けていきます。知らない人が驚くのを見るのもまた一興ですね。
なお、オプションとして、ls コマンドでよく使われる -l(小さくなる)、-a(乗客乗員が助けを呼ぶ)、-F(空へ向かってのぼっいく)などがあります。それぞれ、アニメーションが変化します。
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