ニーチェのアンチクリストを超訳した『キリスト教は邪教です』

2005-7-30 16:47
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キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』と言う本が出ていて、タイトルに惹かれて購入。読んでみましたがなかなか面白い。現代語訳と書いてありますが、これは超訳ですね。でもそれが成功しています。

原著は読んだことがないし、難い言葉の翻訳本も読む気になれませんが、本書は読みやすさからいったら、まったく問題なし。至る所に出てくる差別語まがいの罵詈雑言が不快に感じなければの話ですが。

ニーチェといえば「神は死んだ」という言葉が有名ですが、本書のようにキリスト教を徹底して批判していることは知りませんでした。本書は罵倒しまくりなので、恨みつらみを書き連ねただけの本かと思う人もあるかもしれませんが、そうではないように思えます。キリスト教が「戦争を必要とする宗教」であることの本質を見抜いています。

表紙に貿易センタービルが炎上する場面が載っていますが、もちろん本書中では 911 事件や対テロ戦争、ブッシュが登場するわけではありません。しかし、本書を読むことにより、なぜキリスト教右派に支持され、自信もキリスト教原理主義者であるブッシュが、戦争に意欲的なのか、謎が解けると思います。

そういう意味では 100 年以上の昔に著わされた『アンチクリスト』が輝きを失わず、今日なお必要とされているという事実に、また驚愕させられます。

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