Fedora Legacy Watch : カーネル、vim、cdrtools などが更新

2005-3-2 14:52
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この記事は以前 “Fedora Lagacy Watch” で公開していたものです。古い内容ですのでご注意下さい。

大量にアップデートパッケージがリリースされています。

kernel
やっとでました。カーネルのアップデートです。kernel, kernel-smp, kernel-bigmem, kernel-doc, kernel-source, kernel-BOOT。時間がかかった理由は、パッチ数の多さと、やはりカーネルだけにテストを躊躇う人も多かったせいかもしれません。あとは、i386, i586, i686, athlon と、テスト対象のアーキテクチャも多いですしね。
変更点は多岐にわたります。以下のセキュリティホールが修正されました。CAN-2004-0177, CAN-2004-0685, CAN-2004-0814, CAN-2004-0883, CAN-2004-0949, CAN-2004-1016, CAN-2004-1017, CAN-2004-1056, CAN-2004-1068, CAN-2004-1070, CAN-2004-1071, CAN-2004-1072, CAN-2004-1073, CAN-2004-1074, CAN-2004-1137, CAN-2004-1234, CAN-2004-1235, CAN-2005-0001
vim
vim(改良版VIエディタ)のセキュリティホール修正版です。以下の欠陥が修正されました。CAN-2004-1138, CAN-2005-0069
gdk-pixbuf
GNOME デスクトップ環境で使われる gdk-pixbuf パッケージのアップデートです。これも修正からリリースまで長い時間かかりました。5つの欠陥が修正されました。 CAN-2004-0111, CAN-2004-0753, CAN-2004-0782, CAN-2004-0783, CAN-2004-0788
cdrtools
CD/DVD ユーティリティの cdrtools も1件の脆弱性が修正されました。Red Hat 9 のみが対象。cdrtools, cdrtools-devel, cdda2wav, mkisofs の各パッケージが更新されました。CAN-2004-0806
sox
音声ファイルコンバータである sox にバッファオーバーフローの欠陥があり修正されています。CAN-2004-0557
GNOME VFS
GNOME の仮想ファイルシステム(VFS)パッケージに extfs 関連の不具合があり修正されています。CAN-2004-0494
cyrus-sasl
cyrus-sasl の修正パッケージが、何度かの差し戻しの末、ようやく公開にこぎ着けました。修正されたのは CAN-2004-0884
zlib
Fedora Core 1 の zlib パッケージがリリースされました。修正されたのは CAN-2004-0797。Red Hat 7.3 と 9 の zlib はこの欠陥の影響は受けないそうですので、アップデートはありません。

ほかにも、FTP のディレクトリには XFree86 パッケージ群が上がってきています。

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