凍らせたカメラで高感度ノイズが減少?
The Fotographer というブログにFreeze Your Camera, Get Better High ISO?という記事が掲載されています。凍らせたカメラで高感度ノイズが減少できるという記事です。
Sony のα350 を凍らせて撮影したところ、ISO3200 の高感度で驚くほどノイズが低減されたとのことです。上が通常時、下が凍らせた場合の画像ということですが見事にノイズが低減されていますね。α350 は 1420万画素の CCD 機で最高感度は ISO3200 です。
もともとは 4chan というサイト(海外の画像投稿掲示板)なので信憑性が疑われますが、天文写真や医療機器の分野では CCD を冷却して撮影するというのは実際に行なわれていることなので、このような結果でも不思議ではないと言えます。
また、撮像素子に大きなヒートシンクを搭載したニコンの一眼レフカメラは高感度に強く、手ぶれ補正機構のためにヒートシンクを搭載できないソニーの一眼レフは高感度ノイズに弱いというのも頷ける話です。
実際に追試できればよいのですが、さすがに凍らせるというのは故障の恐れがあり気軽にはできませんね。たとえばミラーやシャッターユニットなどを凍ったまま動作させると破損の恐れがあります。
結露による故障も心配ですので、寒い屋外の撮影などでは、カメラをカイロで暖めたりするくらいですので。試したい方はくれぐれも自己責任で。
そういえば天文ファン向けにペルチェ素子を使った冷却起稿を組み込んだ Canon のデジタル一眼レフも販売されていますが、なかなかいいお値段だったと思います。確か 40D あたりを韓国の企業が改造して販売していました。
それにしても今の高感度対応 CMOS センサーを強制的に冷却できる仕組みがあれば、より高画質な画像が得られるのでしょうね。そのうちペルチェ素子搭載とかも当たり前になるときが来るかもしれませんね。
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