Linux の RAID から mdadm でディスクパーティションを削除
2009-5-14 22:01
ディスク障害での交換などの際に、Linux の RAID でディスクパーティションを強制的に外す方法です。ソフトウェア RAID1 の環境で試しました。
まず、RAID の状態を確認します。
# cat /proc/mdstat Personalities : [raid1] md1 : active raid1 hdb2[1] hda2[0] 522048 blocks [2/2] [UU] md0 : active raid1 hdb1[1] hda1[2](F) 104320 blocks [2/1] [_U] unused devices: <none>
ここでは、/dev/md0 の RAID を構成する /dev/hda1 が fail の状態になっています。削除するには mdadm コマンドに --manage RAID名 --remove パーティション名 で削除できます。
# mdadm --manage /dev/md0 --remove /dev/hda1 mdadm: hot removed /dev/hda1
ただし、fail になっていないディスクパーティションに対して実施すると失敗します。
# mdadm --manage /dev/md1 --remove /dev/hda2 mdadm: hot remove failed for /dev/hda2: Device or resource busy
このような場合は、--fail オプションで、手動で /dev/hda2 を fail 状態にしてから、remove します。
# mdadm --manage /dev/md1 --fail /dev/hda2 mdadm: set /dev/hda2 faulty in /dev/md1 # mdadm --manage /dev/md1 --remove /dev/hda2 mdadm: hot removed /dev/hda2
RAID の状態を再度確認してみましょう。
# cat /proc/mdstat Personalities : [raid1] md1 : active raid1 hdb3[1] 522048 blocks [2/1] [_U] md0 : active raid1 hdb1[1] 104320 blocks [2/1] [_U]
RAID の一つを構成する要素が無くなりました。
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