Oracle サーバの再起動(終了・起動)手順
Oracle サーバの手作業による再起動手順です。Windows 2003 Server 上の Oracle 9i Standard での方法です。
オラクルの停止
サーバのコマンドプロンプトで、SYS 権限のユーザで SQLPLUS に入ります。
C:\> SQLPLUS "SYS/*** AS SYSDBA"
*** はパスワードです。「~に接続されました。」と出ます。次にシャットダウンを実行します。
SQL> shutdown immediate ORACLEインスタンスがシャットダウンされました。
immediate を指定したときは接続中のセッションを全て切断します。トランザクションは全てロールバックされます。transactional を指定すると、トランザクション終了後にすべてのセッションを切断して再起動します。すべてのセッションが切断されるのを待ってから DB を終了したい場合は、normal を指定します。
ここで、正常にシャットダウンしない場合、次のように強制終了することもできます。
SQL> shutdown abort ORACLEインスタンスがシャットダウンされました。
abort を指定した場合は、実行中のトランザクションはロールバックされない状態で切断されます。一応、次回起動時にクラッシュリカバリが自動的に実行されてロールフォワード/ロールバックされるので、データの整合性は保たれるということですが、場合によっては整合性が失われないとも限りません。やはり最後の手段です。自己責任でお願いいたします。
オラクルの起動
次は起動です。Oralce の起動は「停止」→NOMOUNT → MOUNT → OPEN の4段階の状態があります。通常は startupコマンドで、停止から OPEN 状態に一気に移行できます。
SQL> startup ORACLEインスタンスが起動しました。 Total System Global Area 1134311410 bytes Fixed Size 458148 bytes Variable Size 379258410 bytes Database Buffers 2358411072 bytes Redo Buffers 36955800 bytes データベースがマウントされました。 データベースがオープンされました。
(上記の数値は環境によって異なります。また、適当な値に書き換えています。)
ここで、データベースを作成したり、起動時にメンテナンスを実施する必要がある場合は、マウントせずに起動することもできます。
SQL> starup nomount;
この場合は、alter database で、手作業でマウントします。
SQL> alter database mount; データベースが変更されました。
この状態ではまだマウントされただけでオープンされていません。オープンするには、次のように実行します。
SQL> alter database open; データベースが変更されました。
データベースを読み取り専用モードでオープンしたい場合は、read only 句を付けて open します。
SQL> alter database open read only; データベースが変更されました。
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