ライブドアが Lindows OS 日本語版の販売を終了
livedoor Linspire の掲示によると、ライブドアが販売してきた Lindows OS 日本語版は、8月末をもって販売終了となるそうです。
2003年8月より発売してまいりました以下のLindowsOS日本語版各製品は、2005年8月31日をもちまして販売を終了する運びとなりました。
LindowsOS 4.0 日本語版
……(略)LindowsOSはウインドウズライクなユーザインターフェースを採用したPC向けの本格的なデスクトップリナックスOSとして、リナックスユーザ様はもとよりそれま でWindowsにしかふれたことのないパソコンユーザ様にもご利用いただいてまいりました。
残念ながら2005年8月末をもちまして弊社と製造元である米国Linspire, Incとの契約終了に伴い、このたびLindowsOS全製品の販売を終了させていただくことが決定しました。
残念ながら……と書いてありますが、契約を延長しないのですから、Linspire のせいではなくライブドアが決めたことでしょう。なにしろライブドアにはターボリナックスという子会社がありますから。
Lindows 日本語版の販売開始当初は、まだターボリナックスは子会社ではありませんでした。ライブドアの株価が数千円だった頃、1株以上の株主に Lindows OS の CD を株主優待として配布したということもありました。この頃は本気で Lindows を普及させたいと思っていたのではないでしょうか。しかし、ターボリナックスを手に入れた後は、Lindows はただのお荷物になってしまいました。ほんとうはもっと早く放り出したかったでしょうが、なんとか1年以上はサポートを続けたというところでしょう。
おなじ Linux とはいっても、Lindows(Linspire) は Debian 系、Turbolinux は Red Hat 系ですので、異なる系統の OS を扱うのは難しかったと思います。Lindows を切り捨てることによって、本気で Turbolinux の普及に力が入るのであれば、それはそれでよいと思います。まあライブドアにとっては Linux の普及ではなく、ターボリナックスの上場益だけが目当てという気もしないでもありませんが。
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