ソニーBMG がアメリカで CCCD を販売?
CNET Japan の記事によると、ソニーBMGが、2005年初めにも米国内でコピー防止機能付きCD (CCCD) を販売する可能性があるとのこと。
同社の技術を採用したCDは2005年初めに発売される予定。これはソニー傘下のレコード会社にとって、米国で初めて販売するコピー防止機能付きCDになる。新しく同グループの仲間に加わったBMGは昨年からコピー防止機能付きCDを販売するなど、従来よりコンテンツ保護に積極的だった。
たしか、日本ではレーベルゲート CD を導入したものの、今秋に撤廃しています。その理由は、このように説明されています。
“レーベルゲートCD”仕様の導入を決定した2002年11月当時は、私的複製の範疇を明らかに越えたCD-Rへの複製行為やインターネットを通じた音楽ファイルの違法交換が急増し、音楽業界全体にとって放置しておくわけにはいかない状況にありました。
SMEJでは、このような違法行為の蔓延に歯止めをかけるために、以下の活動を推進してまいりました。
- 音楽の著作権保護とその重要性を訴える
- 音楽に支払われる適正な対価により、新しい音楽が創造されていく「音楽創造のサイクル」を健全に維持していくことへの理解を求める
こうした活動の一環として “レーベルゲートCD”の仕様を導入いたしました。その導入より2年弱が経過した現時点において、導入前に比べますと、著作権保護に対して、多くの音楽ユーザーの意識が高まり、一時の混乱期を脱したと判断されるとともに、法的環境の整備も進んできました。
その状況に鑑み、SMEJでは、音楽ユーザーが求める音楽パッケージのあるべき姿について慎重な議論を重ね、その結論として、新譜の発売について、“レーベルゲートCD”仕様の終了を決定いたしました。
つまり「時代に合わなくなったきたから廃止する」と説明していたわけです。しかしアメリカではこれから導入しようと言うのですから、時代に逆行しているとしか言いようがありません。ソニーよりも BMG の方が強いのでしょうか。それともアメリカで導入予定の技術はレーベルゲート CD ではないので、問題ないのでしょうか。
日本とアメリカでは大衆の反応が違うと思いますが、どちらかというと、日本の消費者よりもアメリカの消費者の方がクレームを上げると思いますけどね。議論が巻き起こりそうですね。
コメントはまだありません
No comments yet.
Sorry, the comment form is closed at this time.