vgrename で LVM の Volume Group 名を変更する

2013-4-11 11:03
このエントリーをはてなブックマークに追加

LVM を使っていると、ディスク容量の追加・拡張ができて便利です。

VG (Volume Group) 名は重複が許されないので、ディスク増設などの場合は vgrename コマンドでリネームする必要があります。

その方法はいろいろなサイトに書かれていますが、今回、起動ボリュームに変な名前が付いてしまったのでリネームしてみたので、その過程をメモしておきます。以下の内容を試す場合は自己責任でお願いします。

試した OS は CentOS6.4 (64bit) です。これ以外の OS では同じようにしてもうまく行かない可能性があります。

シングルユーザモードで起動

必須かどうかわかりませんが、念のためにシングルユーザーモードで起動します。方法は省略。

リードオンリーでマウントされるので、 / を読み書きできるように再マウントします。

# mount -o remount /

/boot の部分はマウントされませんが、あとで書き換える必要があるので、読み書きできるようにマウントします。

# mount /boot 

rgrename コマンドでボリュームグループをリネーム

vgdisplay コマンドで現在のボリュームグループを確認します。

# vgdisplay
  --- Volume group ---
  VG Name               vg_hoge
 ……

今回はこの vg_hogevg_foo に変更します。

# vgrename vg_hoge vg_foo

まだ vgchange コマンドで反映させていませんが、そのまま作業を進めます。

設定ファイルの変更

今回は起動ボリュームの名前を変更しているので、設定ファイル等もあわせて変更しないと、起動できなくなってしまいます。

CentOS 6.4 でしたら、対象となるのは以下の4つのファイルだと思われます。OS や構成により異なるかもしれませんが。

  • /etc/mtab
  • /etc/fstab
  • /etc/blkid/blkid.ta
  • /boot/grub/grub.conf

これらのファイルの中で vg_hoge になっている箇所を vg_foo に変更しました。

最後に vgchange コマンドを実行。なにかメッセージが出ましたが気にせず再起動します。

# sync
# vgchange -ay vg_foo
# shutdwon -r now

再起動後に vgdisplay コマンドで変更されていることが確認できました。

# vgdisplay
  --- Volume group ---
  VG Name               vg_foo
 ……
  • ブックマーク : アクセス: 53,386回
  • カテゴリー : Linux
  • キーワード : ,

コメントはまだありません

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

33 queries. HTML convert time: 0.070 sec. Powered by WordPress. Valid XHTML
Copyright © 2003-2017 @ futuremix.org ログイン