オープンソースのグループウェア PHProjekt のインストール
PHProjekt はドイツ発のオープンソースのグループウェアです。一部日本語化されているということなので試してみました。OS は CentOS4.5 です。
ダウンロード・展開
PHProjekt Download から tar または zip ファイルのどちらかをダウンロードして解凍します。
サーバ上の /var/www/html/phprojekt にファイルを設置して、所有者・グループは apache にします。特にコンパイルなどの作業は必要ありません。
# chown apache:apache -R /var/www/html/phprojekt
Apache の設定
日本語対応は EUC で行なわれているようなので、Apache の文字コードを EUC に設定します。.htaccess ファイルを作成して
AddDefaultCharset EUC-JP
としておきます。マイコミジャーナルの記事によれば、php.ini の mbstring.internal_encoding や mbstring.http_output なども変更した方が良さそうですが私は何も指定しませんでした。
追加パッケージのインストール
install というテキストファイルを読むと、php-imap が必要なようなので、なければインストールしておきます。
# yum install php-imap
データベースの作成
データベースには MySQL だけでなく PostgreSQL なども利用できます。今回は PostgreSQL を利用します。
$ createdb -E EUC_JP phprojekt $ createuser phprojekt -P
のようにして EUC で phprojekt データベースを作成します。ユーザ名も phprojekt で作成しました。ただ、これは設定時に指定できますので、別の名前にしても問題ありません。
環境の確認
http://(server_name)/phprojekt/env_test.php にアクセスして、環境が整っているかどうかのテストができます。英語ですがそんなに難しくありませんので一通りやっておきましょう。
セットアップ
環境のチェックで問題がなければ、いよいよセットアップです。http://(server_name)/phprojekt/setup.php にアクセスします。
Langauge には日本語を選び、その他の項目を入力し「Advanced Configuration」を選びました。ただし次の画面で文字化けしましたが、ブラウザの文字コードを手動選択すると、日本語で詳細のセットアップができるようになりました。ただし一部は英語のままです。
セットアップがうまくいけば、データベースにテーブルが作成されます。
管理者でのログイン
http://(server_name)/phprojekt/ にアクセスしてログイン画面が出れば成功です。最初に設定した root ユーザでログインできます。
はじめはデータが何もないのでスカスカな感じです。まだ英語の部分が残っていたり、文字化けしているところもあります。このあたりは独自にソースを書き換えるなどし対応していくしかなさそうです。本家に貢献できればよいと思いますね。
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