既存PCをVista対応環境にアップグレード
Windows Vista の RTM がダウンロードできるようになりました。私のように様々な人にパソコンの使い方を教えたり、相談を請われる立場であれば、そろそろ Vista を触っておかなければならないでしょう。来年の1月には一斉に Vista プレインストールパソコンが発売されるからです。
とりあえず自宅のデスクトップPCには Vista RC1 を入れていました。とはいえ、動作がとにかくのろく、Aero にも対応していません。内蔵グラフィクスを使っていたから当然といえば当然でしょう。ちなみにPCは自作したものでスペックは Celeron 2.4GHz + メモリ1G という構成です。
とくにゲームなどをするわけではないのでこのスペックでも充分なのですが、さすがに Vista を試すには厳しい。これを機に新しいPCを、という気持ちもよぎりましたが、パーツをアップグレードしてなんとか凌げないかと模索しました。それができるのが自作PCの良いところだからです。そこで、なるべく予算をかけずにアップデートを試みました。
まず CPU は Socket 478 の Pentium4 3.0E のバルクが1万円を切っているので、これに決定。買い時としてもいまが最後でしょう。メモリはとりあえず PC3200 対応のものが 1G 載っているのでそのまま。そしてグラフィクスは AGPx8 対応で安いもの、ということで玄人志向の GF6200A-A256H/HSを選択。ロープロファイル対応ではないのですが、ファンレスで静かなところが選択の決め手となりました。自宅で使うパソコンなので静かなことが重要です。
この選択が功を奏し、Vista RC1 の動作はスムースになりました。Aero も快適に表示できるようになりました。もちろん最新スペックの環境に比べれば見劣りし、ストレスはあるでしょうが、少し前のPCでもわずかな投資で Aero での動作を体験できるわけです。しかし、OSのグラフィクスのためだけに DirectX9 対応の GPU が必要だというのも無駄な話だとつくづく感じましたね。
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