メモリースティックの破損からデータを救出
ソニーデジカメのデジカメで使っているメモリースティック(MS)が破損したようで、撮影したのにデータが表示できません。「表示できない画像です。」というメッセージが出るものの、ファイル名や撮影枚数は表示されているので部分的に壊れているらしいと推測できます。
α700 はデュアルスロットで、いつも予備のコンパクトフラッシュ(CF)を入れているので、撮影自体はできました。まさかの時の備えが役立ちましたが、問題は壊れた MS から撮影済みのデータを救出しなければなりません。
パソコンのMSリーダーに入れてみましたが、カードの認識に時間がかかり、ファイルは全く表示されません。SD カードの場合はよく接点不良などで読めないことがあるので、メモリースティックの接点をアルコールで拭いてみましたが、状況は変わりませんでした。
メモリースティックへりアクセスに時間がかかり、中身は一切表示できません。また、プロパティを開いても容量が 0 バイトと表示されます。
また、「ドライブにディスクを挿入してください」のメッセージが出ることもあります。そこで、コマンドラインからチェックディスクを実行します。コマンドプロンプトを開いて、chkdsk コマンドを /F オプション付きで実行します。MS のドライブを G: ドライブとすると
C:> chkdsk G: /F
のように実行します。
「指定したディスクはWindowsXPのディスクではない可能性があります。続行しますか?」と訊かれたら、Y を押して続行します。これでエラーが検出・修復されました。
「破損ファイルをチェーンに変換しますか?」と訊かれました。とりあえず Y を押して変換してみました。
上記の作業後、問題なくメモリースティックの中身にアクセスできるようになりました。ファイルの断片として検出されたものは FOUND.000 というようなフォルダの下に格納されています。ほとんどが無関係なファイルでした。
ちなみに、撮影した写真のうち数枚はファイルサイズが 0バイトや32kバイトと明らかに異常になっていました。これらのファイルは開くことができませんでしたが、それ以外のファイルは無事に救出できました。
もちろん物理的に本当に壊れた場合は、上記の方法では直らないと思います。
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