Netpbm の pamedge (ppmedge)
画像変換や画像処理のライブラリ Netpbm で輪郭線強調処理をする場合、pamedge コマンドを使います。以前は ppmedge というコマンドでモノトーン画像しか扱えませんでしたが、10.14 以降は pamedge に変更されカラー画像のまま輪郭線強調処理ができるようになっています。
ところで Red Hat Enterprise Linux 3 で、最新開発版の 10.30 を入れて使ってみたところ pamedge は真っ黒な画像を返してしまいました。Fedora Core の
開発版から取ってきたせいかもしれませんが、バグっぽいです。
RHEL4 用の 10.25 の SRPM を持ってきて RHEL3 用にパッケージをリビルドしたところ、うまく行きました。また Red Hat Linux 9 でも動作確認しました。以下、サンプルを示します。
サンプル
元の画像 (from プリウス 写真集 – About Prius)
元画像をカラーのまま輪郭線強調処理する。
jpegtopnm sample1.jpg | pamedge | ppmtojpeg > sample2.jpg
元画像をモノトーンにして(ppmtopgm)から輪郭線強調処理する。
jpegtopnm sample1.jpg | ppmtopgm | pamedge | ppmtojpeg > sample3.jpg
元画像をモノトーンにしてから輪郭線強調処理し、白黒反転 (pnminvert) する。
jpegtopnm sample1.jpg | ppmtopgm | pamedge | pnminvert | ppmtojpeg > sample4.jpg
2006年1月11日追記
10.25 の RPM には ppmtobmp コマンドなどに不具合があり、10.30 よりも使い勝手は悪いようです。これについては、上記のバグ修正パッチを適用した 10.31 の RPM を作り解決しました。
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