Fedora Legacy Watch : FC1 の成果は CVS Tree に反映させるべきか

2004-12-20 19:26
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この記事は以前 “Fedora Lagacy Watch” で公開していたものです。古い内容ですのでご注意下さい。

ML の Fedora Legacy and Fedora’s cvs という投稿から。

fedora legacy is working on updated zlib patches. the approach that has been submitted is different from the approach taken in fedora’s FC-1 cvs.

zlib パッケージのアップデートについて、FLP の BuzillaFedora Core 1 の CVS のアプローチが全く異なると指摘しています。その上で、FLP の成果は(FC1 については) CVS に集約すべきだとしています。

もともと、zlib の Bugzilla エントリは、RH7.3、RH9 向けでしたが、CAN-2004-0797 は 1.1x 系には影響がないので CLOSE されました。しかし、FC1 が FLP に移管されたあと、私が REOPEN しました。FC1 は欠陥の影響を受ける 1.2 系であり、移管の時期と重なったためかアップデートパッケージがリリースされていなかったからです。

とはいえパッケージはリリースされていませんでしたが、CVS で作業が進んでいたのは見落としていました。CVS に集約できれば、管理は楽になるでしょう。が、RH7.3、RH9 の CVS が用意されてないという問題と、ファイルの相違の問題があります。

FLP では基本的にパッチをバックポートして取り込むのに対し、Fedora Core ではベースとなるパッケージ自体をアップグレードしています。今回も FLP では 1.2.0.7 にパッチを適用したパッケージが用意されましたが、FC1 の CVS では 1.2.1.2 にアップグレードされています。これはセキュリティ以外の多数の修正が含まれているため、副作用が起きる可能性も否定できません。

CVS に集約できるかどうかは、このあたりの違いを吸収できるかどうかにもかかってくると思います。

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