力不足と役不足
2003-2-20 22:45
依頼や指示を断わるとき、また、やってはみたけれども出来なかったとき、「力不足で申し訳ありません」と言うことがあります。私の力では出来ませんという意味です。
ところが、たまに「役不足で申し訳ありません」という人がいます。これは断わる側から使ったら、大変失礼な言葉になってしまいます。
というのも、「私には役不足です」とは、 「私にはその役目は不足である(ので満足できない)」という意味だからです。
「役不足」は頼む側が「あなたには役不足で申し訳ありませんが……」のように使う言葉です。
「力不足」と「役不足」、くれぐれも言い間違えないように注意しましょう。とはいうものの語感も似ていて混同しやすいので、うっかり間違えてしまうかもしれません。
「お役に立てず申し訳ありません」という表現が口を出るように練習しておくとよいと思います。
役不足
#トラックバックのテストを兼ねてみたり。
何週か前のフジテレビ系「トリビアの泉」で「”役不足”は誉め言葉」というトリビアが紹介されて、多分番組始まって以来ではないかとい…
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