ソニーがスマートフォン・TV以外にもAndroidを採用へ。そのリスクは?
ソニーが Android OS を採用した Internet TV を近々日本でも発表すると見られています、そのソニーが、携帯電話・テレビ以外の製品にも Android を採用を検討していることが明らかになりました。
日本経済新聞の記事によりますと、「テレビ以外のモバイル機器」で Google と共同開発を急ぐとのことです。
ソニーは21日、米グーグルと共同開発して16日に米国で発売した「ソニー・インターネットTV」について、日本や中国でも早期に発売するとの考えを明らかにした。テレビ以外のモバイル機器でもグーグルと共同開発を急ぐ方針を示した。
ソニーが販売しているモバイル機器で、Adnroid の採用が考えられるのは、ウォークマン、ICレコーダー、電子書籍端末 “Reader”, デジタルカメラの “Cyvershot” や “blogie”、PSP、Mylo などいろいろ考えられますね。
カーナビの nav-u や VAIO のタブレット版というのも考えられそうですね。できればそれら単体ではなく複合端末を期待したいところです。
ソニーは Google の Android TV をいち早く採用しています。この TV 向けの Android は来年にオープンソースとなり、他社も利用することができるようになりますが、それまでの半年でソニーは差を付けるつもりのようです。
「他のモバイル機器」でも同様に Android を先行して採用するということでしょうか。
ソニーが様々なデバイスで Android を採用することで、これまではいまいち連携していなかったソニーの各製品がネットワーク化されて利用しやすくなりそうです。逆に Google の検索ボックスが付くだけなら失敗でしょう。
ウォークマンで聴いている曲名を Twitter に送ったり、撮影した写真を Picasa にアップロードしたり、それらのコンテンツをテレビで鑑賞できるようになれば面白いですね。
一方でオープンソースとはいえすべての製品の核となる OS を Google に依存してしまうことのリスクもあります。また、Android が Oracle から Java 関連の特許で訴訟を起こされているように、知的財産関連の訴訟リスクもありそうです。
Jpeg 特許のさいに Forgent Networks に真っ先に特許料を支払ってしまい批判を浴びたソニーですので心配な面もありますね。
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