シャープの電子書籍端末は「Galapagos」12月発売
シャープが参入を表明していた電子書籍サービスと電子書籍プレーヤーが正式発表されました。電子書籍事業のブランド名は「GALAPAGOS」(ガラパゴス)になりました。
5.5 インチ(1024×600)と10インチ(1366×800)の2タイプの端末が用意されます。無線 LAN に対応しますが、3G 回線にはいまのところ非対応です。
端末の対応する電子書籍フォーマットは 「XMDF」で、その他の ePub や PDF といったフォーマットにも対応予定とのこと。
端末にはブラウザや SNS アプリケーションが内蔵されるとのこと。OS には Google のAndroid が採用されているようですが、マーケット非対応の予定です。スペックの問題があるのかもしれませんが、これは残念です。
さて、シャープの強みは端末だけでなく配信サービスまで行なうことでしょう。端末は「自動定期配信サービス」を備えており、定期購読(有料)を申し込んだ新聞や雑誌などの最新コンテンツのダウンロードするのはもちろん、おすすめの電子書籍コンテンツの無料体験版の自動配信も行なうとのこと。これにより新たな購入に結びつけるのでしょう。
電子書籍専用端末以外にも、AQUOS のテレビや、携帯電話にも配信予定があるとのことです。専用端末が Android ということを考えると、au から発表予定の Android 端末 IS03 には間違いなく載せてくるでしょう。
「ガラパゴス」というと日本独自に進化した携帯端末を揶揄する言葉ですが、その名に反して(?)世界展開も視野に入れているのとのこと。とはいえ、書籍サービスに対応した「ガラパゴスケータイ」が出るのかどうかが楽しみです。
10月5日からの CEATEC ではドコモによるサムスン端末 Galaxy Tab なども展示される見込みですので、これから各社の動向が面白くなりそうです。
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