au が発表する「禁断のアプリケーション」とは

2010-10-6 10:54
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10月4日に開催された KDDI の IS03 発表会で、KDDI の次期社長となる田中専務の発言が注目を集めました。10月18日に開催される秋冬モデルの発表会の場で、「禁断のアプリケーション」も発表するとのことです。

10月18日の秋冬モデル発表会で「禁断のアプリ」発表を予告するKDDIの田中専務

実は今日言おうか言うまいか結構悩んだんですけれども……スマートフォン、中にどういったアプリが入っているのかというのが皆さんの関心事と思います。

今日発表させていただきましたのはLISMO!とナビウォークでございますけれども、18日には私が言うに、「禁断のアプリケーション」というか、そういったものも、あわせて発表させていただきたいと思っている。

これは、Android スマートフォンは複数のキャリアから似たような機種が出ることになるため、アプリケーションやサービスでの差別化を意識したものと思われます。

「禁断」ネット上では、この発言以降、「禁断のアプリとは何か」が非常に話題となっています。禁断のアプリとは何なのか。次のようなものが考えられるでしょう。

1. テザリング

「禁断のアプリ」と聞いて真っ先に挙げられていたのが「テザリング」アプリ。スマートフォンを Wi-Fi ルータとしてしまうもので、これがあればノートPC や iPad から au のパケット料金だけでデータ通信が出来るようになります。

テザリングの機能を実現する Andorid アプリはすでにありますし、Android 2.2 でも OS の機能としてあります。しかし Andorid 2.2 を採用した Galaxy S の docomo 版ではこの機能が削除されており、あえて使えないようにされています。

テザリングはキャリアの回線を逼迫させかねないだけに、まさに「禁断のアプリ」と呼ぶに相応しいのですが、さすがに実現は難しいでしょう。au はグループ内に UQ WiMAX があり、まさに田中専務が立ち上げてきた事業です。それと競合するからです。

もし実現したとしても、月額使用料が加算されたり、パケット通信定額料の上限が1万円近くに引き上げられそうです。そうすると魅力のないアプリになるでしょう。

2. Skype

次に挙げられる Skype も禁断のアプリと呼んでいいと思います。Wi-Fi 環境があれば、無料で会話ができてしまいますので、キャリアにとっては通信料の収入が少なくなるからです。

また、Skype が昨日、公式の Skype for Android をリリースしました。以前も公式版は存在したのですが、何らかの理由で公開中止となっていました。

ただし、Skype for Android は日本と中国以外で使えるそうです。なぜそのような制約があるのかは不明です。単に翻訳作業の遅れならばよいのですが、キャリア等からの圧力だとしたら嫌ですね。

もしかしたら Skype for au の公式版が登場するのかもしれません。

3. Ezweb 閲覧ソフト

IS03 はワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信と、ガラパゴスケータイの多くの機能をひっさげて登場しましたが、Ezweb の閲覧には対応していません。そのためケータイ専用サイトを見たいという声も上がってきています。

しかし、このEzweb アプリが実現する可能性は低いでしょう。これが実現するのであれば、IS03 の紹介EZwebサービス・EZアプリはご利用いただけませんとは書かないでしょう。

それにケータイ専用サイトを見せるために、NetFront などのブラウザをわざわざ Android に移植してライセンスを払うほどのメリットが感じられません。この可能性は低いでしょう。

4. Brew アプリ実行環境

こちらも上記のように「EZアプリはご利用いただけません」とされいてるので確率は低いですが、Ezweb よりも可能性はあると考えます。その理由は、Brew アプリの課金による収入が見込めるためです。

au は Android 端末向けに、独自に au one Market サービスで「auかんたん決済」を行なうなどの取り組みを始めています。しかし、Android アプリが多数といっても海外製のものも多く、国内の魅力的なアプリが移植されてくるまでには時間がかかります。

Brew エミュレータを搭載することで、これまでのEzアプリの課金サービスを維持できるでしょう。

5.電子書籍サービス

可能性が高いのがこの電子書籍だと思っています。KDDI はソニー・凸版印刷・朝日新聞社と組んで電子書籍サービスに参入することをすでに表明しています。

一方でシャープも独自に “GALAPAGOS” サービスの立ち上げを発表済みです。昨日には TSUTAYA を運営する CCC と組んで電子書籍サービスを展開していくことが発表されました。この両者の微妙な関係のため、電子書籍サービスを 4日のタイミングで発表できなかったのではないかと考えます。

電子書籍のどこが禁断のアプリなのかと思う方も多いと思います。「禁断」という言葉のインパクトが強く、話題が先行していますが、私は「禁断のアプリ」とは「キラーアプリ」の言い間違いではないかと思っています。そのほうが色々と考えやすいですし、期待しすぎてがっかりすることもないと思うのですが。

6.大型ゲームコンテンツ

さて、予定より長い記事になってしまいましたのであと一つ。「禁断のアプリ」としてネットで挙げられているもののうち「ラブプラス」という意見が多いです。

確かにこれならキラーアプリかつ禁断のアプリと呼ぶに相応しいアプリですね。これを au が独占できれば、一定の需要が見込めるのではないでしょうか。

同じようにゲームの大型コンテンツを獲得できれば面白そうです。ドラクエ級のアプリを独占契約できればすごいインパクトでしょう。

もっとも IS03 の電池容量ではゲーム機として使うにはいささか心細く、そういった意味でも「禁断のアプリ」になってしまいそうですが……。

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