Microsoft の無料アンチウィルスソフト Security Essentials

2009-10-1 14:00
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ついにマイクロソフトから無料アンチウィルスソフト “Security Essentials” が登場しました。ウィルスとスパイウェア対策のみですが、リアルタイム保護もしてくれます。無料で利用でき、煩わしいユーザ登録も必要ありません。インストール時に正規版の Windows を利用しているかどうかがチェックされるのみです。

Windows XP 32bit版と、WIndows Vista / 7 の 32bit /64bit 版に対応しています。インストーラのダウンロードサイズは 8M 強ととてもコンパクトです。早速、Windows XP Home (SP3) のPCインストールしてみました。マシンは EeeBox B202、スペックは Atom N270 (1.6GHz)、メモリ1G、HDD80G です。

インストール

インストールは日本語に対応しているので簡単です。

Microsoft Security Essentials のインストール(1)
Microsoft Security Essentials のインストール (2)
Microsoft Security Essentials のインストール (3)

インストールが完了したら、促されるまま最新の定義ファイルのダウンロードと、システムのスキャンを行ないましょう。画面の指示どおりに勧めていけば簡単です。

Microsoft Security Essentials の初回起動画面

インストール直後は定義ファイルが最新でないことと、システムスキャンを未実行なので危険を示すアイコンとなっています。

Microsoft Security Essentials で最新定義ファイルのダウンロード

最新のウィルスとスパイウェアに対する定義ファイルがダウンロードされたら、スキャンが自動的に始まります。

Microsoft Security Essentials によるシステムスキャン

「初めてのスキャンは完了までに数分かかることがあります。お待ちください…」と書かれていますが、この時は10分30秒ほどかかりました。

Microsoft Security Essentials でスキャン完了後の画面

完了すると Microsoft Security Essentials の画面に緑色のアイコンが表示されます。何も設定しなくてもリアルタイム保護と、定期アップデート、定期スキャンの設定はされています。基本的にはバックグラウンドで動作する設定となっていますので、いきなりスキャンが始まって負荷がかかるということは無さそうです。

Microsoft Security Essentials の設定画面

一方、スキャン中の PC にどれだけの負荷がかかっているかをタスクマネージャで調べてみました。

Microsoft Security Essentials の付加をタスクマネージャで見る

動作が軽いようですが、システムスキャン中は、実際には ATOM の片方のコアはほぼ占有されていました。思ったよりも CPU の負荷は高そうです。

Microsoft Security Essentials の付加をタスクマネージャで見る(メモリ)

一方でメモリ使用量はシステムスキャン中で 60~70M バイト程度。待機中でも 50~60M 程度を使用しています。ちなみにプロセス名が MsMpEng.exe となっていますが Windows Defender と同名です。そういえば画面も似ていますが、Windows Defender の強化版と考えればよいのでしょうかね。

Microsoft Security Essentials は、以前有償で提供されていた Live One Care が不評で撤退した後、アンチウィルスとスパイウェア対策のみに的を絞って無料でリリースされたものです。何はともあれ無料のアンチウィルスソフトに選択肢が増えたことはよろこばしいですね。

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