ヤフーがコンテンツマッチ広告を年内に開始か
CNET Japan の記事によると、ヤフー(ジャパン)がコンテンツマッチ広告を手がけるブレイナーを子会社化して、年末にも個人向けのコンテンツマッチ広告展開するとのこと。
ヤフーではブログや個人サイト向けの広告商品について検討していたところで、ブレイナーへの出資を決めた理由については「コンテンツマッチを提供するプレーヤーは少なくその中で、独立しており、かつ高い技術を持っている企業だったため」と説明する。
今後提供するサービスの詳細は今のところ未定だが、ブレイナーでは「我々の強みは個人サイトやブログ。年内もしくは2008年初頭には具体的なことを話したい」と説明する。
これは、Google Adsense の Yahoo 版である YPN (Yahoo Publisher Network) に相当するものを日本で独自展開するとみてよいでしょう。
しかし買収・完全子会社化でないのはウノウなど他の出資者との兼ね合いかもしれませんが、ヤフーの本気度を測りかねてしまいます。ヤフーはバリューコマースとオーバーチュア日本法人をすでに買収しています。
また今回の子会社化は、本家 YPN を単純に日本語化してサービス投入しない・できない理由が想像できます。YPN はアメリカでもコンテンツマッチ度が低いという問題がありましたが、それを日本語でサービスできるように改善することが難しいか、技術力や人員が不足しているのではないかと考えられます。
そこでヤフーの経営陣としては YPN 日本語化を待たずにブレイナーの技術力で独自にマッチング広告を展開する決断をしたのだと思います。すでに独自サービスの実績があるので年内サービス開始も可能なのでしょう。オーバーチュアと連携すればかなりの広告が集まりそうですね。
Google Adsense の好敵手になれば、サイトのオーナーにとっても選択肢が増えて良い結果となるでしょうね。Microsoft はどうするのでしょうか。
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