Firefox のプロファイルディレクトリの移動
Firefox のブックマークや設定などを集めたプロファイルは、Windows 2000 や XP では、通常、”C:\Documents and Settings\(ユーザ名)\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(ランダムな文字列)” という場所に作られます。
Windows の標準では、マルチユーザ環境であれば、ここにアプリケーションの設定ファイルが格納されるのは妥当なのですが、このフォルダは隠しフォルダになっていて見えませんし、深くてアクセスしづらいので、いちいちバックアップを取るのにも面倒です。データは C ドライブではなく、D ドライブに置きたいという方もあると思います。そこで、たとえば “D:\Firefox\Profiles\” というディレクトリへの移動を考えます。
Mozilla Japan のサイトに掲載されているFirefox Help: プロファイルの管理 – 既存のプロファイルの移動とバックアップしたプロファイルの復元という文書によると、次のような手順でできそうです。
- Firefox を完全に終了します ([ファイル] > [終了])。
- プロファイルフォルダを目的の場所へ移動します。例えば Windows なら、
C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\xxxxxxxx.default
からD:\Stuff\MyProfile
へ移動します。過去にバックアップしたプロファイルを復元したい場合は、この操作は必要ありません。復元したいプロファイルのある場所を書き留めておいてください。- テキストエディタで
profiles.ini
を開きます。このファイルは Firefox の「アプリケーションデータフォルダ」にあります。
- Windows XP/2000 の場合、パスは
%AppData%\Mozilla\Firefox\
です。- Windows 98/Me の場合、パスは
C:\WINDOWS\Application Data\Mozilla\Firefox\
です。- Linux の場合、パスは
~/.mozilla/firefox/
です。- Mac OS X の場合、パスは
~/Library/Application Support/Firefox/
です。profiles.ini
の中で、先ほど移動したプロファイルのエントリーを探し、Path=
という行を新しい場所に書き換えます。IsRelative=1
をIsRelative=0
に書き換えます。profiles.ini
を保存して Firefox を再起動します。
しかし、実際にこの手順だけでは、Firefox がうまく起動しませんでした。起動はするのですが、メニューの中やブックマークツールバーが空っぽで、タブやステータスバーが全く表示されない状態となってしまいました。結局、次の作業が追加で必要でした。
Profiles/[ランダムな文字列]
フォルダにあるlocalstore.rdf
というファイルを開きます。jar:file:///C:/Documents%20and%20Settings/[ユーザ名]/Application%20Data/Firefox/Profiles/[ランダムな文字列]/
のようになっている箇所を、すべてjar:file:///D:/Firefox/Profiles/
に置換して保存します。- chrome ディレクトリの下にある chrome.rdf に対しても、同じように置換を行ないます。
私の場合は、この作業を行なって起動するようになりました。推測ですが、拡張をたくさん入れていると、この作業が必要になるのだと思われます。
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