Linux 4社が LSB 準拠の共通コア開発で協力
米国時間17日、Conectiva(ブラジル)、Mandrakesoft(フランス)、Progeny(米国)、Turbolinux(日本)の4社によってLinux Core Consortium(LCC)が結成された。同団体は、Linux Standard Base(LSB)2.0ガイドラインに対応した共通のコアインプリメンテーションを開発する。これが、各社が今後提供するLinux製品の核となる。
Turbolinux と Conectiva はかつて SUSE、SCO とともに United Linux のメンバーでした。United Linux は Red Hat への強力な対抗馬として期待されていたものの、SCO の反乱 により事実上解体しています。その後 SUSE は Ximian とともに Novell に買収され、Red Hat と SUSE の二大ベンダー体制になろうとしています。
そんな中で中堅の Mandrake、Conectiva、Progeny、Turbolinux が新たな軸を作って対抗していくということでしょう。United Linux より期待できるのは、United Linux は事実上 SUSE のコアを各社が使い回す形だったのに対し、LCC は各社で技術協力して LSB 2.0 に対応させるという点でしょう。
技術的な点から言えば、Progeny は RPM によるパッケージ管理をしていない点が気になります。RPM レベルでの互換性を保証するものではないのでしょうか。商用ソフトのサポートを充実させるには、RPM で互換性が取れるといいのですが。
Turbolinux はご存じライブドアの傘下ですが、ライブドアは Lindows (Linspire) の販売にも力を入れています。Lindows と Turbolinux の協力関係はないのでしょうかね。
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