ライブドアがOperaの国内独占権取得
CNET Japan の報道、ITmedia ニュースなどによると、ライブドア(旧エッジ)が、Opera の国内独占販売の権利を得たとのこと。
いままで日本国内ではトランスウェアが Opera を販売してきました。現在同社のサイトには次のような文章が掲載されています。
5月19日水曜日付の日経産業新聞にて、他社がOpera日本語版の独占販売契約を締結した旨の報道がございました。弊社ではこの件につきまして、関係各社に確認を急いでいる状況でございます。現在このような状態で、Opera日本語サイトの公開を続けることに関して法的な問題等、確認ができるまでの間、誠に遺憾ではございますが公開を一時停止させていただきます。
今回の独占契約について、トランスウェア側が寝耳に水だったように見受けられます。しかし、MYCOM PC の報道によると、事前協議の上に決まっていたことのようです。
今まで独占販売を行ってきたトランスウエアとOpera Softwareとの契約期限が近づいたのを受け、ライブドアを含めた3社が協議、11日に契約を結んだという。
いままでの Opera 日本語サイトは、すでに Livedoor Opera にリダイレクトされるようになっています。しかしコンテンツらしきものが何もない状態ですので、移管が決まってから発表までに時間がなく、両社とも準備が間に合わなかったのではないでしょうか。
なお、以前からライブドアは、同じく独占販売している Eudora と Opera をセット販売していました。Opera は 7.50 からブラウザ単体ではなく、メーラや RSS リーダがセットになりましたので、このパッケージは無くなってしまうのでしょうかね。
また、ライブドアが国内独占販売している Lindows の日本語版や、子会社ターボリナックスの製品にも Opera をバンドルしていくようです。おそらく Opera ブラウザのデフォルトホームページも Livedoor のサイトになるのでしょう。ポータル事業を推進するライブドア社としては、これこそが何よりも欲しいのかもしれません。個人的には Turbolinux のブラウザが Mozilla でなくなってしまうのは寂しいのですが。
ちなみに、Opera には、アドレスバーを偽装できるセキュリティホールが見つかったばかりです。
直接攻撃を受けるようなセキュリティ・ホールではないが,フィッシングなどに使われる可能性があるので要注意である。対策は,最新版のバージョン7.50にアップデートすること。ただし,7.50の日本語版は未公開。
今回の混乱で、日本語版のリリースが遅れなければよいのですが。
5月21日追記
livedoor Opera によると、6月15日よりダウンロード版の先行発売と、無償版のダウンロードが開始になるようです。それまではセキュリティホールの残った 7.23 日本語版を使い続けるか、英語版の 7.50 を使うしかないようですね。
トランスウェアが正式な通知を受けていないと発表したそうです。
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