Clam AntiVirus 0.71 リリース
2004-5-24 14:33
オープンソースのアンチウイルスソフト Clam AntiVirus (ClamAV) の 0.71 がリリースされました。以下、リリースノートの超てきとーな訳。ところどころわかりにくい部分があるのは私も理解できていないためです。理解されている方はツッコミをお願いします。
リリースノート: 0.71 —- このリリースでは0.70で見つかったすべてのバグ修正と、いくつかの新機能が実装されています。注目すべき変更点は、
- libclamav
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- 入れ子になった OLE2 ファイルに対応。
- Word6 のマクロロードに対応。
- よく知られたファイルタイプを無視。(メディア、 画像)
- 自己解凍書庫(exe) (SZDD) 圧縮 (test/test1.msc)への対応。
- Eメール中のウィルス検出の改良。
- clamscan
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- (ハードコーディングと clamav.conf の1つの)どちらのデータベース辞書を利用するか(dairy.cvd のバージョン番号を比較することにより)自動的に決定。
- 圧縮率指定の対応。 (–max-ratio)
- –[in|ex]clude オプションでの正規表現が可能に。
- 検疫ディレクトリ中の古いファイルを上書きしないようにし、連番の拡張子を附加するようにした。
- libclamav の –tempdir を尊重するように。
- スーパーユーザーモードで外部の解凍ソフトが呼ばれたときのアクセス問題を修正。
- スーパーユーザーモードで –deb を使ったときにファイルのパーミッションが破壊される問題を修正。
- clamd
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- シスログ形式のログに対応。 (LogFacility)
- 新しい設定項目 LeaveTemporaryFiles。 (デバッグ用に一時ファイルを消去せず残。す)
- clamav-milter
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- 550 rejection 時にウィルス名を含めるように。
- ウィルス通知にユーザ定義テンプレートが使用可能に。 (–template-file)
- 検疫メッセージを日付順にソート。
- スレッド管理の改良。
- X-Virus-Scanned と X-Infected-Received-From: ヘッダーの追加。
- ロードバランシングの改良。(–server によるリモートサーバ利用時。)
- データ受信後、550 ではなく 554 を返すようにした。
- PID を保存するように。(–pidfile)
- ドキュメント
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- ドイツ語に翻訳された clamdoc.pdf。
- 小川真樹さんの新しい日本語ドキュメント。
例によって Red Hat Linux 9 用の RPM を作成しましたのでご利用下さい。基本的には clamav-devel あと時間があれば clamav-milter のインストールチュートリアルを作成します。→しました。
そういえば、Fedora Core 2 って ClamAV のバージョンが 0.65 ベースなのですが、大丈夫なのでしょうか。セキュリティ的にもデータの互換性からも 0.70 以上でないとまずいと思うのですが……。
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