CCCDとは何の略?
最近 CD 売り場で目につく CCCD。これは何の略でしょうか。
CCCD を販売しているメーカーは “Copy-Control CD” の略だと言っています。
でもこの表現には難があると思います。
それは CCCD に指摘されている様々な問題とも関係してきます。
CCCD の話題はC堂 CCCD(コピーコントロールCD)特集にまとまっていて、問題点もよく分かります。簡単に言うと CCCD とは CD の仕様に則らず、データにわざと大量のエラーを含ませて、コンピュータにデータを読み取らせないようにしたディスクです。
しかし、CDの規格外の仕様であるため、音質が劣化する、危機に損傷を与える、再生できない機器がある、再生できなくても返品を受け付けないなど様々な問題が指摘されていますが、私が一番だと思うのは実はコピーできるということです。
確かに CCCD は Windows パソコンでは簡単にコピーできません。しかし、Exact Audio Copy (日本語化パッチ) などのツールを使えば、CCCD からデータを抽出することが出来ますので、あとは煮るなり焼くなり好きにできます。
また、パソコンのCD-ROM ドライブの種類によっては、問題なく再生できるようですし、Macintosh では問題ないという CCCD もあるようです。
私もやむなく CCCD を買ってしまったことがありますが、リビングのパソコンでは再生できないため、EAC で吸い出しました。手間と時間はかかりましたが、データをパソコンに取り込むことができました。(ちなみに私的再生のためにパソコンにコピーしたのであって違法行為ではありません。念のため)
つまり、コピーコントロールを謳いながら、コピーを禁止できるわけでもなく、CD 規格を外れたディスクを Copy-Control CD と称しているのは適切さを欠いているどころか、消費者を騙していると言っても過言ではありません。
そこで、新たな提案として、CCCD という言葉を再定義してみたいと思います。ここはズバリ“Crushable Crazy Crackable Disc”でどうでしょうか。
Crushable は再生機器をクラッシュさせるディスクということ。Crazy は文字通り気が違ったディスクという意味で、Crackable はクラック可能なディスクということです。他にも Cruel (嘆かわしい)とか Criminal (犯罪に値する)という語でもよいですね。いろいろ当てはまります(笑)が、実態に相応しい名称が良いと思います。
なお、この画像は、FML さんのバナーを基にして作りました。
使用・改変・再配布は自由です。
CCCD2
CCCDとは、CDに収録されている音楽ファイルをパソコンに保存できないようにして、コピーできないように細工されたC D・・・だと私は思っていたのですけど、ちょっと違うということに気付きました。ぶっちゃけて言うとコピー普通にできました。今のところMacというパソコン…
トラックバック by crossdrive — 2004-05-26 21:37