HIROSHIMA 『Litle Tokyo』
日系人を中心としたフュージョングループ HIROSHIMA の最新アルバム Little Tokyoが 5月にリリースされました。いまさらながらレヴューをお届けします。
タイトルとジャケットのセンスが悪いですが、中身は洗練されたフュージョン。琴や太鼓の音色をフィーチャーしたジャズサウンドが心地よいです。
関係ないですが、私もロサンゼルスに行ったときにリトル・トーキョーには行きましたが、あやしいビデオ屋があったり、そんなにオシャレなイメージはなかったのですけどね。
さて、おすすめはテナーサックスが夜の雰囲気を盛り上げる6曲目 Hidden Times。サックスとピアノと琴の音色の掛け合いが絶妙すぎます。さすが長年つづいてるバンドだけありますね。尺八や鼓はては Rhodes までもほどよいアクセントとして使われており、かなり楽しめます。
“Pieces Of A Dream” の James Lloyd が作曲とキーボードで参加した3曲目の “Lanai” がとても楽しい。また二胡 (Erhu) をフィーチャーした 8曲目も Quan Yin もちょっと中国風な妖しさを醸し出していて新鮮です。
今回はヴォーカル曲がないのがちょっと寂しいところですがハズレ曲無し。3ヶ月くらい聞き続けていますが、BGM としてもじっくり聞いても良い感じです。Hiroshima のファンの方や、ジャズ・フュージョンのファンの方はもちろん、Hiroshima を聞いたことのない人にもはじめてのアルバムとしてお薦めできる1枚です。
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