桂正和の隠れた名作『SHADOW LADY』
2005-5-3 23:23
桂正和と言えば『ウィングマン』『電影少女』や『I”s』が代表作ですが、『SHADOW LADY』も隠れた名作だと思います。桂氏本人が「好きなキャラ」と公言しているシャドウレディこと主人公のアイミは、内気な性格なのですが、変身すると活発になるというギャップが面白く、設定もストーリーに活かされています。
本作は桂正和の他の作品同様、バットマンに強い影響を受けています。背景となる世界観は、バットマンのゴッサムシティーと日本がごちゃ混ぜになったような独特な雰囲気が他作品との大きな違いでしょう。しかし『ZETMAN』とは違い、重々しい雰囲気は無く、コミカルで楽しめる作品に仕上がっています。
残念ながら連載時には人気がなかったのか、単行本3巻で打ち止めですが、その短い分量もあってか、たまに読み返してしまいますが、やはり面白いですね。
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