IE7.0が今夏登場へ
ITmediaニュースによると、Microsoft が、これまでの方針を転換し、IE 7.0 を Windwos XP SP2向けにリリースするそうです。今までは、IE6 はバージョンアップは当面無く、Windows の次期バージョン(Longhorn)までリリースされないと伝えられていました。
急遽 IE7 がリリースされる背景には、セキュリティの問題や Firefox の躍進だけでなく、Windows Longhorn の更なる遅れがあると思われます。
IE 7.0はWindows XP Service Pack 2(SP2)に対応する。現在の拡張性と互換性を維持しながら新レベルのセキュリティを追加。フィッシング詐欺、不正ソフト、スパイウェアに対する防御の強化を図る。
かなり昔ですが、IE7 は .NET Framework で書かれたものがリリースされるという話がありました。また、IE7 はタブブラウザになると言う噂もあったと思います。IE7 が機能的に斬新的なものになるかどうかは分かりませんが、企業向けの Windows 2000 には対応しないことを考えると、互換性を維持するとは言いながら、実際には互換性はを多少犠牲にしても、先進的な機能を詰め込んでくることが考えられます。おそらくタブブラウジング、RSS には何らかの対応はあるでしょう。
CSS3 や XForms に対応してくる可能性もあります。その場合は Firefox と言えども再び窮地に立たされる可能性は高そうです。
8月6日追記
結局、夏にリリースされたのはβ1で、まだレンダリングエンジンは改良されていないようです。CSS3 への対応はなく、CSS2.1 も部分的な対応にとどまるようです。Acid 2 テストもクリアしないそうです。
IE7.0 は標準準拠強化へ
眠れる巨人立つか: IE 7 が標準準拠へ – えむもじら経由、Web::Blogoscope: [167] IE 7ではWeb標準サポートが強化より。Internet Explorer 7 は標準準拠が強化されるとのこと。 後方互換性にとらわれると Web標準サポートが徹底できないという事実を認識した上で、レン…
トラックバック by 津田ふみかの日記 — 2005-03-12 23:36