Fedora Legacy からいくつかのアップデートが公開
2004-7-21 11:25
正式サポートの終了した Red Hat Linux 7.2~9 のアップデートを提供するコミュニティベースのプロジェクト Fedora Legacy から、いくつかのアップデートが提供されています。とはいうものの利用者の多い 7.3 と 9 だけで、7.2、8.0 向けのものは用意されていません。
アップデートが公開されたパッケージは、次の通り。
- libxml2
- 7.3 のみ。FTP または HTTP 経由で長い URL を渡されるとバッファオーバーフローする脆弱性(CAN-2004-0110)が修正されています。Red Hat 9 のアップデートは過去に出ています。
- mailman
- 9 のみ。mailman 2.1.5 以前の細工したメールによりユーザのパスワードが漏洩する欠陥(CAN-2004-0412)を修正。
- sysklogd
- 7.3 および 9。メモリが充分に確保されないバグの修正。
- wu-ftpd
- 7.3のみ。バッファオーバーフローや、ファイルの所有権などに関する欠陥(CAN-1999-0997、CAN-2004-0148、CAN-2004-0185)が修正されているそうです。Red Hat 9 には wu-ftpd は入っていません。
RPM をダウンロード、インストールする前に、Fedora Legacy の GPG 公開鍵をインポートしておきましょう。こうしないと RPM の署名検証時に V3 DSA signature: NOKEY, key ID 731002fa
という警告が出ます。
# rpm --import http://www.fedoralegacy.org/FEDORA-LEGACY-GPG-KEY
kernel などは、現在テスト段階のようです。ちなみに Fedora Legacy のリリースは、Fedora-legacy-announce メーリングリストに加入するとメールで送られてきます。また、yum での自動アップデート方法もあります。
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