Verisign の期限切れドメイン登録サービスを ICANN が承認

2004-3-9 11:40
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Japan.internet.comによると、ICANN が Verisign の期限切れドメイン登録予約サービスを承認したそうです。期限切れドメインについては、一定期間経過後登録が抹消され、誰でも登録できるようになります。これは早い者勝ちなので、取り逃さないように、自動的に登録を試みてくれるサービスがいくつか存在しています。Verisign が行なう予定のサービスは、 WLS(Waiting List Service) と呼ばれています。

しかし、.com と .net という二大人気ドメインを管理している Verisign 自身がこのサービスを始めた場合、他業者よりも有利になることから、先日も WLS 無効化を求め 8 レジストラが ICANN と VeriSign を提訴していました。

WLS では、ドメインが取得できるまで、リストに並んでいる人は Verisign に料金を払う必要があります。ドメインが期限切れにならず、本来の持ち主が登録を延長しても、WLS 利用者はお金を払い続ける必要があります。つまり、Verisign は料金を二重取りできるわけです。

もっとも、今回は ICANN から承認されただけで、米商務省が承認しない限りサービスは開始できないのですが、もし WLS が開始されるとなると、いろいろ揉め事がおきそうですね。

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