次のグーグル探し
昨年は検索エンジン業界は Google の寡占状態でした。今年はその Google がいよいよ IPO するわけですが、ここにきてにわかに「次のGoogle」探しが始まっています。たとえばパーソナライズ検索の Eurekster などが最近話題になりました。CNET Japan の「第2のグーグルとなるのはどこか?–検索ベンチャーが続々登場」という記事が、それらの新勢力について詳しくまとめていますので、読んでみてはどうでしょうか。
私が感じたのは、新しい勢力がアメリカ発ばかりでつまらないなあ、ということです。もちろん前出の記事の原文はアメリカで書かれたものなので仕方ないわけですが、実際に日本の検索エンジン開発は勢いがありません。90年代末には多数の国産検索エンジンが存在していましたが、現時点で残っているのは「AAA! Cafe」ぐらいで、もはや見る陰もありません。
そんななか、IPA(情報処理推進機構)の主催する
未踏ソフトウェア創造事業で、いくつかの取り組みがなされています。
平成15年度であれば、「魚釣りメタファによる半受動情報検索インタフェースの提案 」「レイアウトによるWEBページ検索 」「高精度のWWW&パーソナルサーチエンジン」「blogページの自動収集と監視に基づくテキストマイニング」「統計的手法によるWeb検索補助システム”Seezle”の開発」「圧縮方式高速全文検索エンジンの開発」などの検索関連プロジェクトが採択されています。未踏ソフトウェア創造事業の中からは、「Softether」などの優れた成果を上げているものも出てきていますので、今後に期待です。平成16年度分の公募も始まっていますので、アイデアのある方は応募を検討されてはどうでしょうか。
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