LAN ケーブルの作り間違い
2004-1-9 18:59
職場のネットワークの 10BASE-T ハブをすべて 100BASE-TX や Gigabit に置き換える作業が進行中なのですが、100BASE ハブにしたところ繋がらなくなるというトラブルが続出。原因は LAN ケーブルのようで、どうも昔の担当者が自作したストレートケーブルの結線がわるいようです。
ストレートケーブルの結線方法は、探せばいくらでも出てきますが
- 白橙
- 橙
- 白緑
- 青
- 白青
- 緑
- 白茶
- 茶
という順番にするのが基本です。つまり 1-2, 4-5, 7-8 がペアで残った 3-6 がペアという形です。ところが、トラブルの起きたケーブルは、1-2,3-4,5-6,7-8 という組で結線されていました。
ストレートケーブルなので、両端の並び順がそろっていれば良さそうに思いますが、そんなことはありません。ツイストペアケーブルは、2本ずつ縒り合わせることによりノイズを低く抑えています。なので、順番を間違えるとノイズが高くなってしまいます。
件のケーブルは 10-BASE では何とか通信できていたけれども、100-BASE ではノイズが高くなって通信エラーが生じていたのでしょう。壁の中を通っているケーブルなど、いくつか作り直さなければならないのですが……。
10Base-Tだと問題なかったのに、100Base-Tに換えた途端に
速度が落ちた・接続できなくなった、というトラブルを経験し
ました。どうやらケーブル制作時のミスだったようです。
その具体的な検証が下記に載っていましたのでご参考までに。
http://www.tsuko.co.jp/pdffiles/no1.pdf
コメント by Kantama — 2005-02-7 02:26