futuremix

次期 Netscape Browser のテストバージョンが 11月30日に公開されました。予想を裏切り Firefox にスキンをかぶせただけではありませんでした。なんと Gecko と IE のレンダリングエンジンを両方搭載しています。

新 Netscape も当然タブブラウザですが、各タブに黄色いボタンが付いています。このボタンを押して表示されるメニューから、レンダリングエンジンを IE に切り替えることができます。

IE のレンダリングエンジン上では ActiveX コントロールの動作も可能です（デフォルトではオフ。ただし microsoft.com はオン）。これで、Windows Update を Netscape で実行することも可能です。

もちろん、IE のレンダリングエンジンを使用したことにより、セキュリティレベルが低下してしまう懸念もあります。しかし、Netscape Browser では、Site Control という機能で、どのサイトで IE エンジンを使うか記憶させることができます。

初回起動時には、Netscape 4.x、6、7、Mozilla だけでなく IE や Opera の設定もインポート可能です。

どこで設定するのかイマイチわかりませんが、RSS ティッカー機能もついています。

Firefox と同じ拡張マネージャを備えているので、Firefox 向けエクステンションが利用できるかも知れません。試しに Chatzilla をインストールしてみましたが、バージョンがあわないと言われてしまいました。

またテーママネージャも Firefox と同じです。しかもデフォルトのテーマ名が Firefox になっています（笑）

ちなみに User Agent は “Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.0; en-US; rv:1.7) Gecko/20041122 Firefox/0.5.6+” となっていました。開発版なので Firefox の古いバージョンをベースとしているようですが、正式リリース時には Firefox 1.0 (rv:1.7.5) 相当に引き上げられると考えられます。

随時追記します。