Oracle が SUN を買収。狙いは Java

2009-4-21 01:10
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oracle-sun

IBM による買収が報道されていましたが、結局は Oracle が SUN を手に入れることになりました。両社は10年ほど前は蜜月の関係でしたが、いまや Oracle は SUN のハードに興味は無いのだと思っていました。

さて、Oracle にとって SUN を買収するメリットは何でしょうか。Solaris という UNIX OS ももはや魅力ではありません。Windows や Linux でも Oracle が広く使われるようになっているからです。MySQL も以前コアだった部分を Oracle が買収して反感を買っていました。OpenOffice で MS に対抗する? どれも無さそうです。

Oracle による買収を発表した Sun のサイト

それとも Java でしょうか。Oracle はアプリケーションサーバも手がけていますから、Java の主導権を握ることは理にかなっていると言えそうです。おそらく IBM に SUN を買われるよりも、手に入れたほうが(生殺しになったとしても)IBM の影響力をそぐという意味では正しいと判断したのでしょう。

ハードウェアの部分に Oracle が本気で取り組むとは思えないのですが、うまくいかなければ HP や富士通に売却するのではないかと思います。

それにしても、Oracle に買収されたあとの Java、OOo、MySQL、Glassfish の未来は暗いですね。特に MySQL。まだ IBM の方がよかったですね。IBM は Microsoft に対抗するために Java も OOo も強化したかったはずですからね。

1件のコメント

  1. 他のニュースやブログを読むと評価が割れていますね。ここぞとばかりに買収のキーワードとしてクラウドとか書いてあると笑えます。特にOracleの発表を鵜呑みにしてMySQLは安泰だという評価を見かけますが噴飯モノですね。
    少なくともMySQLはエンタープライズ領域からは外されると思って間違いないでしょう。InnoDBと合体して元の鞘に収まったとしても中小規模のRMSDBとして位置づけられて進化は停滞すると思います。失礼しました。

    コメント by くまきち — 2009-04-21 15:03

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