Clam AntiVirus 0.70 リリース
オープンソースのアンチウィルスソフト Clam AntiVirus の 0.70 がリリースされました。
今回からは、clamav-milter で Word や Excel のマクロウィルスに対応できるようになりました。
そのためか、すでにウィルス定義ファイルが以前の 0.6x ではサポートされなくなっています。0.6x の環境で freshclam を実行するとエラーが出るのはこのためです。今回は Fedora Project からすぐに RPM がリリースされるだろうと思っていたのですが、なかなかリリースされないので結局自分で RPM を作りました。ご利用下さい(Red Hat Linux 9 用です)。ついでに設定ファイルの初期値などを設定し、RPM をインストールしたらほぼそのまま利用できるようにしてみました。
0.6x の設定と異なる部分がありますので、0.6x の RPM を利用している人は、まず clamav 関連のサービス(デーモン)を停止して、RPM をアンインストールして、ファイルを削除してから 0.7x をインストールした方がよいと思います。とくに clamd.mail というサービス名を clamd に変更しましたので、私の古い日記に従って clamd.mail という起動スクリプトやシンボリックリンクを作成していた人はこれも削除してください。
また、clamav-milter のオプションに --noreject を使用するように変更しています。--postmasteronly などが必要な人は、/etc/sysconfig/clamav-milter を変更してください。あと、インストール後に freshclam を実行することをお忘れなく。
そのほか、clamd のログローテーションスクリプト( /etc/logrotate/clamd )が追加されたほか、freshclam の定期実行も初期状態で有効になっています( /etc/cron.d/freshclam ) 。
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