ウィルス戦争勃発? MyDoom,Bagle 対 NetSky

2004-3-4 12:30
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CNET JapanMyDoom、Bagle対NetSky –作者同士がウイルスコードで「罵り合い」より。

Bagle.Jのコードのなかに「NetSkyに言っておく。邪魔するとタダでは済まないぞ」(Hey, NetSky…don’t ruin our bussiness, wanna start a war?)という一文が含まれている

同じ日にリリースされたMyDoom.Gにも、「NetSkyの作者に告ぐ。小生の愚見では、スカイネットは分散型PtoPニューラルネットである。P2PはSinitとSlapperしかなかい。これらをスカイネットと呼ぶのは構わないが、君のは違う」((to NetSky’s creator(s): imho, skynet is a decentralized peer-to-peer neural network. we have seen P2P in Slapper in Sinit only. they may be called skynets, but not your…app.)というNetSkyの作者宛のメッセージが含まれていた。

3日午前に発見されたNetSkyの最新の亜種であるFには「Skynet AntiVirus – Bagleよ、吠えるな負け犬」(Skynet AntiVirus – Bagle – you are a looser!!!!)とのメッセージが含まれていた。

NetSky は Mydoom や Bagle に感染しいた場合にアンインストールを試みます。Nikkei BizTech の記事によると、

Netskyの狙いは、BagleとMyDoomワームを動作不能にすることにあるという。MyDoomのワーム作成グループは、Netskyが動作不能にできない「MyDoom.G」を作成することで対抗した。

ということです。
ウィルス作者の名声争いなのか、勢力争いなのかは分かりませんが、一般の人々の PC がその舞台になっているのですから、とっとと止めてもらいたいものです。
Bagle も NetSky も短期間のウチに次々と亜種が登場していますが、最近のものはアンチウィルス・ゲートウェイをすり抜けるように工夫が凝らされています。クライアント PC のウィルス定義ファイルを最新のものに更新するのはもちろんのこと、くれぐれも怪しいメールを開かないという原則を確認しておく必要があります。

1件のコメント

  1. ウイルス作者たちの「仁義なき戦い」

     INTERNET Watchより。記事によると,Netskyをばら撒く連中はBagleに対し,MyDoomとBagleをばら撒いている連中はそれぞれNetskyに対して対抗意識を燃やしているようだ。Netsky(およびその亜種)はMyDoomの無力化を試みるが,実はこういうことだったのである。  これ,…

    トラックバック by スガワラノミカタ2004-03-4 12:53

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