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先日取り上げた、JavaScript をキャッシュする CGI “jscache” ですが、早くもjscache 0.02 が登場しました。変更点は、外部サイトからの無断利用を防止するリファラーチェック機能の追加と、Content-Type を設定可能になった点です。さっそく入れ替えました。

さて、jscache を利用して、drk7.jp さんの Amazon Similer（註:リンク先はリニューアル中のためか正しく表示されないようです） を導入してみました。このページの最下部に表示されていると思います。Amazon Similer はまだβ版ではありますが、そのページの記事にマッチした本を自動的に紹介してくれるという素晴らしいサービスです。しかも、Amazon アソシエイトにも対応していているので、前々から導入したかったのですが、動作の遅さが気にかかっていました。しかし、jscache を利用すればこれが改善されます。

ただし、Amazon Simler の設定をしたところ、エラーが発生してしまいました。これは Amazon Similer を呼び出す URI のパラメータが長いため、キャッシュのファイル名の文字数が多すぎてファイルを作成できないために起こります。jscache は、渡されるパラメータをキャッシュファイル名に利用するため、このようなエラーが出てしまったようです。ちなみに jscache と同じ動作をする中継君JSでは、ファイル名の生成規則が異なるため、このようなエラーは起きないとのことです。

Amazon Similer をキャッシュしたい方は、中継君JSを使うか、jscache の cache_for 函数の一部を、以下のように変更する必要があります。92行目をコメントして、255文字以上の場合は255文字に切る処理を加えるだけです。もっとスマートな方法があるかも知れません。この対処では、厳密にいえば異なるキャッシュがヒットする可能性がありますが、大抵の場合は問題ないでしょう。

   #return $cache_dir . "/" . $url;
   my $ret = $cache_dir . "/" . $url;
   if (length $ret > 255) {
       $ret = substr($ret, 0, 255);
   }