“最後の” Netsky.K が登場。ソース公開へ?
ウィルス戦争勃発? MyDoom,Bagle 対 NetSkyでも書いたように、連日のように MyDoom, Bagle(Beagle), Netsky の亜種が登場していましたが、昨日発見された Netsky.K が、最後の Nwtsky になるそうです。CNET Japan の「「Netskyはこれで最後に」--最新亜種のコードのなかに作者の書き込み」をご覧下さい。
ソースコード中の作者のコメントからは、Netsky 作者は Mydoom, Bagle と戦っていることや、Netsky を「我々のウイルス対策ソフト」と称していることなどがわかります。確かに Netsky は破壊活動もなく、スパムの送信に使われることもなく、MyDoom のアンインストールまでします。しかし、「ウィルス駆除のためのウィルス」が許されることにはならないでしょう。ユーザが望まないうちに感染しているのですから。
気になったのは、Netsky 作者のソースコードはまもなく公開になるだろう
という言葉です。おそらくソースコードを世間にばらまくことによって、作者の特定をさせないようにするためでしょう。これは MyDoom の最初の作者が採った方法と同じです。
しかし、ソースコードが公開されれば、それを悪用して被害をもたらすウィルスも作成可能でしょう。Netsky の作者が「善人」であるならば、これは望まない結果のはずです。それでもソースコードを公開するのであれば、件のメッセージも、善人ぶっているだけなのだと感じてしまいます。
3月11日追記
日経BizTechの記事によれば、Netsky.K の中に、「3月11日はSkynetの日だ」という記述があることから、3月11日に何らかのウイルス攻撃が発生する可能性があるとの観測が流れています。しかし、何も起きなかったようですが。スペインで無差別テロが起きたから話題になってないのかもしれませんが。
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