Citrix が XenSourceを買収
ITmedia Newsの記事から。仮想化ソフトの Xen をサポートしている企業 Xen Source が、 MetaFrame の Citrix に5億ドルで買収されると発表がありました。
XenSourceの買収によりCitrixは、アプリケーションデリバリーインフラ事業を拡充するとともに、新たにサーバおよびデスクトップ仮想化市場に参入。Citrixでは、この買収が、顧客層、技術、販売チャンネルなどの面で著しい相乗効果をもたらすとしている。両社はそれぞれ米Microsoftと提携関係にあるが、今回の買収により、提携およびWindowsプラットフォームへのコミットメントを強化することになると同社は述べている。
昨日は VMware が上場を果たすなど、最近は仮想化が非常にクローズアップされていました。Xen Source は Microsoft や Symantec、Red Hat などとも提携関係にありますが、今後どうなるかは不明です。特に Windows プラットフォームばかりに力を入れてしまい、Linux 等のサポートがおろそかになる可能性が心配です。
まあこれを気に OSS 陣営の間で KVMへの注目が余計に高まるかもしれません。すでに Linux カーネルにも取り込まれていますし。
マイコミジャーナルの記事によると、
XenSourceは最後発のベンダーではあるものの、VMwareやMicrosoftへの対抗上から多くのベンダーに注目を浴びている。米Wall Street Journalは16日付けの記事の中で調査会社の451 Groupのコメントとして、HPやCisco Systemsら大手ベンダーがXenSourceを含めてCitrixごと買収する可能性を示唆している。
とのことで、次は Citrix を一体どこが買収するかという話になるようですが、やはり本命は Microsoft ではないでしょうか。Parallels を買収した OpenVZ の SWsoftや KVM の Qumranet も含めて、一波乱ありそうですね。
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